熊木建築事務所ブログ

『親松の家』上棟しました!

新潟事務所の佐藤です。

今週、親松の家が上棟しました!

天気が心配でしたが、この日は一日ほぼ降らず(夕方少し雪っぽいのがちらつきました)、職人さんたちのおかげで工事は順調に進みました。

 

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中央区のこのエリアは既存の住宅街と、新しい分譲地の入り混じる人気のエリア。

 

ここは既存地の中の4m道路の突き当りで40坪に満たない敷地面積。

資材や道具の搬入や大型車両の出入りも一苦労です。

近隣の方へご迷惑をお掛けしないように気を付けながら準備をして進めています。

 

この突き当りには用水路があり、奥には昨年(一昨年だったかな?)できた住宅街。

ちょうど新と既の中間です。

 

プランに入ってから着工までの様々な打合せをしてきた中で、一番最初の平面図の時から設計士が話していたことを思い出しました。

 

思い出しながら見ているところで、設計士がリアルタイムで計画当初から考えていたことを話してくれたので、復習のような、答え合わせのような(笑)

話を聞きながら思い出すこと、新たな気付きも満載です!

 

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僕の言葉で書くのでわかりにくいかもですが。

 

・小路に入っていったとき、お隣さんの建物にほぼ隠れて全貌は見えないけれど、途中でちらっとのぞく三角屋根。

・正面近くまで来ると「あ、思ってたより広かった」的なひっそり感。

・裏側から見ると良くわかるんですが、建物の全高をぐっと抑えた控えめな佇まい。

 

いつも通りですが、この“場所”に気を遣って計画されています!

 

家はお辞儀をしたりかがんだりできないので、控えめな方が嫌われたりしなくて、好感ももってもらえそうだと思います。

 

「小路のこの辺に来るとココが見えて~、ここまで来た頃にこれが姿を現す!」

 

素人目には、「へぇ~、そうなんだ~」と思って聞いていることがほとんどだと思いますし、具体的にイメージすることも難しいかもしれません。

 

でも、そのまま現実になるとなかなか驚きだと思いますよ!

 

 

でもこれって実際『建物』の事だけを考えていると、まったく思いもよらないことではないでしょうか?

 

自分好みの外観やトレンドを重要視するあまり、その場所に全く似合わない家が建つことだってありますよね。

その住宅が建つことで街並みが変わってしまうことだってあり得るわけです。

 

建築基準法 第2条1項

建築物:土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの。

 

とあるように、「土地に定着する~」というのがポイントですね。

 

その場所を考慮しないという事は、住宅を土地と切り離して考えるような感じ?

 

家に恋をして、好みのデザインだけを取り入れるのではなく、家族やこれからずっと住まう街も愛してこその家づくりって、素敵だと思いませんか?

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あと、近隣の家に配慮しつつ、自分たちだけの風景を切り取る窓計画も大切で、それについても書きたかったのですが長くなったのでまた今度にします!

 

親松の家、ぜひご期待ください。

 

 

最後に、

 

絶賛開催中の『小新の家2』の完成見学会!

平日、土日問わず多くのご予約&ご来場ありがとうございます!!

 

なかなか常駐できずしばらく事前予約をお願いしていましたが、今週末は下記の日程でご予約フリーでご見学いただけます。

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『小新の家2』完成見学会

3月10日(土) 10:00~13:00 ※午後はご予約で埋まってしましました。

11日(日) 10:00~17:00

上記の時間はご予約フリーです!

 

現地案内図は過去ブログをご覧ください。

※過去ブログは開催日時が以前のものになっています。

 

混雑時はご予約のご家族を優先させていただく場合がございます。

予めご了承ください。

 

『小新の家2』ももちろん、街並みと調和する外観を見て、感じていただけます!

 

これまで都合が合わず参加できなかった方も、初めてお知りになった方、ぜひご参加ください。

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