熊木建築事務所ブログ

~暮らし 2~

こんにちは。設計・現場監督の植木です。

家造りを通してお施主様やお客様から ”居心地が良い” ”普通だけど落ち着く”という言葉をいただくことがあります。

居心地や雰囲気という実体の無いものを評価していただける理由は何かと考えてみると...。

やはり「日々の暮らし」や「愛着」をなによりも大切に考えている。というが一番の理由だと思います。

そして、愛着を持って暮らしていただく為には設計・現場監督を含めた職人達が手間と時間をかけて造り上げていくことが不可欠です。

今回は、住まれてから数年経ったお施主様宅の写真を何件かご紹介したいと思います。

■Y邸

 

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インテリアグリーンや食器、家具やカーペット等を見ても暮らしを楽しんでいるのが伝わります。

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玄関は写真や花などが飾られていて趣味の自転車も壁にかけて収納されています。

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庭では着々と畑が育っています。

■H邸

 

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ダイニング。小さなスペースは程良い密度と、ぬくもりがあります。

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あ!本棚左上には”住宅特集が!?さすがです!

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リビングはくつろぐ場。やわらかい光が落ち着ける穏やかな雰囲気をつくっています。庭の植栽も今の時期は鮮やかに色付いて季節を感じられます。

■T邸

 

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見晴らしの良い場所なので、外とつながる様な窓の計画をしています。

■K邸

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ダイニング・キッチンとリビング。照明計画も居心地や雰囲気を良くするためにしっかり計画する必要があります。

 

 

久しぶりに訪れて、それぞれに優しさだったり、楽しさだったり、暮らしの豊かさを感じることが出来ました。

どのお宅も、斬新で面白い空間を目指したわけではありませんし、特別に高価な仕上材を使ったわけでもありません。

全ての家に共通して思うことは職人さん(設計・現場監督含む)が手間と時間をかけたことが、ちゃんと空間に活きている。ということ。

”居心地”や”雰囲気”の良さというものは、単純に形や仕上材や色彩では得られるものではありません。

職人さん(設計・現場監督を含む)が手間をかける(腕を振るう)というところは分かりにくいがゆえに中々注目されません。

しかし、間違いなく”居心地”や”雰囲気”につながります。

これから展示会などに行かれる際には、見た目の面白さや格好良さの他に”居心地”や”雰囲気”というものを意識してみてはいかがでしょう?

展示会というのは勉強の為に行くのではなく、空間をゆっくりとくつろぎに行くつもりのほうが、ためになると思いますよ。

家造りは形をつくることではなくて、暮らしを豊かにする為にあってほしいです。

 

 

 

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