女池の家

デザインコンセプト

毎日の家事を楽にする動線、敷地環境を活かした間取り

ウッドデッキに腰をかけ、お庭にいる家族やリビングでくつろぐ家族と話す。子どもたちの声が聞こえる穏やかな時間を過ごせるような、外なのか中なのかあいまいなリビングがこちらの家にはあります。デッキを覆うように深く出した軒は夏の強い日差しを遮り、冬にはありがたい日光をお部屋の中まで届けます。陰影をつくり、時間帯によって顔が変わる趣のあるデザインになりました。また、車庫を建物内に組み込むことで、車を収納するスペースと生活空間を一体化させました。愛車を身近に置くことができ、雨や雪の日でも濡れずに落ち着いて室内へ入ることができます。天候や時間に左右されず、気軽に愛車のメンテナンスが出来たり、タイヤやスノーダンプなどスペースを取るものも、楽々収納することができます。

ポイント1

家事をする際のスムーズな動線

家事をする際にスムーズな動線は、暮らして行く中で重要なポイント。しかしこちらは来客時に見えてしまうのは、毎日気を使ってしまいます。そのため、表動線と裏動線を準備しました。すっきり見せたい収納には扉を付けることで生活感を隠すことができます。使いやすく、でも気を抜けるような毎日が楽になる“見せる”“隠す”はお施主様の生活スタイルを伺い、この形になりました。

ポイント2

街並みに溶け込みながら存在感を放つ、鎧張の外壁

鎧張りとは、木造民家の外壁に用いられる伝統的な外壁の張り方です。名前の通り、鎧のように板を重ねて張ります。板の隙間から風が吹き込まず、雨も下へながれる為、昔から雨の多い地域で多く見られていました。とはいえ、近年は防水に優れた建材が数多く登場しています。そのため、雨の多い新潟という理由ではなく外観のアクセントとして今回、ガルバリウム鋼板+木材の鎧張りという街並みに溶け込みながらも存在感を放つデザインを採用しました。

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