阿賀野の家

デザインコンセプト

人ワンルームでもたくさんの居場所を生み出すこだわりのLDK。

見上げると五頭山麓から四季の変化が臨め、城下町の風情が残る約52坪の敷地に、延床約31坪の家。

「共働きでそれぞれが家事をするから、家族が一緒に過ごす時間を楽しめる家が良い」というご夫婦。仕事の日と休日、それぞれ異なる生活リズムをどのように楽しい暮らしに反映できるかが設計のポイントでした。そこで、ご家族みんなでくつろぐ場所、それぞれに趣味を楽しむ時間と居場所など、「暮らし方」をキーワードに、家を建ててからご家族の時間がもっと充実するように打合せを重ねました。

「子供たちの様子が見やすいように対面キッチンが良い」「一人で過ごせる個室が欲しい」「リビングは〇〇帖以上で、寝室は〇帖」…、一般的にそういった要望をまとめていくことが多いとしたら、こちらの住まいは、ご夫婦が漠然とイメージされている「家を建てたら今まで以上に家族で愉しく暮らしたい!」という想いに、設計士が提案する形で進んでいきました。用途や気分で居場所が多目的に変わるたくさんの工夫が盛り込まれています。

ポイント1

庭とつながる第二のリビング

ご家族にとって居心地一番を良くしたかったダイニング中心のLDKは約20帖。そこに3帖の小上がり畳スペースや1帖のワークスペースなどを設け、無垢材や自然素材での造作で落ち着いた雰囲気をつくりだしています。天井高を工夫して、四季を通じての日照まで考慮し、解放感や包まれ感を演出しました。

南側の庭と室内をつなぐ4帖のウッドデッキは、洗面室にもつながっています。家と庭を回遊できる動線は、子供たちと楽しみながら洗濯などの毎日の家事をするためのちょっとした工夫です。また、家族でガーデニングを楽しんだり、時には友人たちを招いてBBQでにぎやかに過ごしたり。LDKと庭をつなげるデッキは第二のリビングとして、家族の暮らしを豊かにしてくれます。

ポイント2

趣のある商店街に溶け込むデザイン

近くには由緒あるお寺や神社、小路を抜けると趣のある建物が立ち並ぶ商店街。地元素材の安田瓦や杉材の格子を採用し、外壁は金属サイディングでありながら温かみのある雰囲気に仕上げています。周囲に溶け込むような飽きのこないデザインは、これまで守られてきた風情ある景観を大切にし、時を重ねるほど愛着が増す佇まいとしています。

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