小新の家

デザインコンセプト

コンパクトだけどのんびりくつろげる機能的な家。

こちらの敷地面積は約39坪と建築には十分の面積ですが、間口(まぐち)と呼ばれる横幅が約7m、奥行き18mという細長い敷地です。そこで、施主様にご提案したのが「2階にリビングを設ける」という案です。

リビングは1階に配置というのが一般的ですが、最近ではあえて2階にリビング設け、明るさを確保する住まいも増えてきました。

2階リビングのメリットとして2階には1階より柱が少なくて済むため、開放的な空間づくりが可能となります。また、「日当たり」「風通し」そして近隣にお住まいの方や通行人からの視線を気にせず生活する「プライバシーの確保」という住まいで叶えるべき3つの要素もクリアすることが出来ます。

その反面デメリットとして、生活の中心が2階になるため荷物の上げ下ろしや、年を取った際の階段昇降など、大変になる事があるのも事実です。

しかし、このようなデメリットよりもメリットを優先に考えたこちらの住まいでは、延床面積26坪とコンパクトな家の中にたくさんの居場所を設けることが出来ました。リビングに隣接した書斎や4.5帖の和室も、多目的に活用可能な楽しい空間です。外部では、2台分の駐車スペースと広さ8帖のお庭も確保し、敷地を最大限に活用しました。

ポイント1

居場所が選べる設計

リビングには和室とオープンな書斎を配置し、その日の気分に合わせた「居場所」が選べる設計です。さらに単調になりがちなワンルームにアクセントを待たせるため、天井の高さや素材に変化を与え、その場所にあわせた「居心地」にも配慮しました。

サニタリーと寝室は1階に配置。寝室からウォークインクローゼットを経由して、サンルームを兼ねた洗面脱衣室につながる導線は、奥様の家事負担を大幅に軽減させてくれます。

ポイント2

無垢材を使用した心休まる空間

建物全体に「無垢材」をふんだんに使用。床に採用した赤松のおかげで心地よさと暖かさ、そして心休まるやさしい空間を演出しました。

外観は真っ白なガルバリュウムを採用。大きく跳ね出た屋根が印象的な外観です。

玄関に隣接した板塀に囲まれたお庭には、この家を訪れる方を植栽された樹々が豊かに出迎えてくれます。

ページの先頭へ