土橋の家

デザインコンセプト

雪の重みに耐える強い構造で生活にゆとりを生む住まい。

施主様とお会いしたときは、毎年毎年、冬になる事が辛くなるほど、雪下ろしや除雪作業に悩まされているご様子でした。雪国の家づくりにはいくつかの方法が考えられます。

●雪下ろしをする家、●自然落雪させる家、●融雪させる家、●耐雪させる家

大きく分けるとこの4つです。この4つの雪処理とご家族の暮らし方は密接な関係です。ご家族の生活スタイルや、この先の住まい方、敷地の大きさ、向きなどでもご提案内容は大きく異なります。玄関までのアプローチや駐車スペースなど外部の雪処理の方法も、主に次の3つが一般的です。

●井戸水などでの消雪、● ロードヒーティングなどでの融雪、●除雪機など機器による除雪・排雪

条件に応じて、組み合わせ方は様々です。このようないくつかの提案をシュミレーションし、決断を繰り返した結果、こちらの住まいは「屋根は耐雪」「外回りは深井戸」で消雪することに決まりました。

私たちはそれぞれの地域性を最大に考慮し、積雪が続くなか「どのような家づくりが、施主様にとって最適な暮らしとなるのか」をご提案しています。

ポイント1

安全・安心な住宅資材

雪国という環境で育つ年輪が積み、強くたくましく、粘り強さとしなやかさを持つ「越後杉ブランド」を使用しています。

乾燥していて、構造材(柱・梁等)、造作材(内装材を含む)・下地材等の明確な乾燥基準を定めてあり、狂いが少ないのが特徴です。性能の安全性を確認する構造設計上必要となる構造材(柱・梁等)の強度を一本一本測定されている、より安全・安心な住宅資材です。

杉の香りのする住まい。多くのご家族から「すごく良い木の香りがしますね」といわれることがあります。

杉材はヒバ材などと同様、香りを嗅ぐことで感情に対する癒し効果があるとされてます。消臭効果や防カビ・防ダニ効果もあり、丈夫で健康な木の構造の一つとなります。

ポイント2

日本家屋の知恵

住まいの省エネルギー性を高めることで、家中がいつでも、どこでも快適です。光熱費も負担が少なくなり、経済的にも安心です。断熱材やサッシの種類も大切ですが、日本家屋に古くから取り入れられている「南向きの窓には庇を設ける」「東西ではカーテンやすだれを必ずつける」という生活の知恵のようなものは、最も重要です。

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