美守の家

デザインコンセプト

サラッとした感触が足に伝わるナラの無垢材の床。

85坪の敷地。約30坪・4人家族の住まい。

必要なものだけ、必要な時に買う。そんなご家族が暮らすための「シンプルな住まい」です。収納も必要な分。こども部屋も大きくなくて満足。物もたくさん置かない。そんなご要望から生まれた家です。

お会いした時から、床材は無垢と決めていた奥様。男の子の兄弟が元気いっぱい遊んで、転がっても大丈夫な堅めの床材を選びました。洋酒の樽材としても使われる材料です。裸足で駆け回ってたくさん遊んで「のびのび子育て」ができます。

家具もタモ材を使っています。タモ材は、木製バットの材料などで使用することも多いくらい堅い材料です。木目もきれいなので、扉や家具などに使っています。

玄関床はコンクリートのまま。素地のまま手を加えず、質感を楽しんでもらうことにしました。コンクリートですから当然小さなひび割れもあります。ですが、そのひび割れにも愛着が湧いてくるのが不思議です。小さなひびが気になる方にはお勧めしませんが…。

建て主さんには、そういったメリットもデメリットも受け入れていただいて素材選びをしています。どんな材料もメンテナンスが全くないような素材はありません。どのように家と暮らしていくか、その答えをきちんとご存知のご家族が暮らす住まいです。

ポイント1

自然を感じる大きなテラス窓

南側の大きなテラス窓。公園の大きな樹木が見えます。東の和室の四角い窓からは、ヒメジオンやクローバーが、そよそよと風に揺られているのが見えます。春はガーデニング。夏は水遊びやキャッチボール。秋はバーベキュー。冬はかまくら。大活躍しそうですね。

深いひさしが南側についています。夏は強い日差しを遮り、冬は暖かい日差しを取り込めます。日本の従来の住まいの特徴でした。最近は見かけなくなってしましましたが、四季の変化がはっきりと表れる日本では、豊かで快適な生活になくてはならない文化です。

横に広めの玄関は、家族みんなで横に並んで靴が履けます。キッチンと和室の間のコミュニケーションスペース。障子の開け閉めだけでイメージが全く異なります。

ポイント2

深みのある色合いで居心地の良い空間

もともと落ち着いた色合いが好きなお二人。

外壁もキッチンもユニットバスも即決。深みのある色合いで落ち着いた雰囲気。自然の色と濃い目の落ち着いた色は、とても居心地のよい、安心できる空間となります。黒い外壁は、実は妙高の深い緑と馴染んでしまいます。

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