安江の家

デザインコンセプト

ムダのない住まいづくり。

「買い物でついつい必要のない物まで買ってしまった…。」「これも大切、これはきっといつか使うからしまっておこう!」「こっちもほしいけど、あっちもほしいな。」と思ったことはありませんか?

洋服ならまだあきらめがつくものの、お住まいは『後悔』では済ませるわけにはいきません。しかし、残念なことに、このように新築をされてしまう方々が多いことも事実です。「あの住宅会社は安いし、なんでも最新のものがついている。おまけに面積も広いし、何といってもたくさん実績があるから安心」などの理由でこの住宅会社で決めました。という話もお聞きすることがあります。

家が広いこと、キッチンやバスルームの機能が充実していて最新式なのは決して悪いことではありません。でも、それは自分にとって本当に必要なのでしょうか?使わない部屋はないでしょうか?必要以上の天井の高さは光熱費をロスしませんか?機能がありすぎて、逆に使いにくくはないのですか?建てている棟数が多いから本当に安心?と心配になることもあります。もしかすると、すべてそろっていることが良いとは限らない場合があるかもしれません。もちろんすべてが必要な方もいらっしゃるでしょう。欲しいものを明確にすることよりも、必要ないものを見極めることができると、住んでからも安心できる、快適な住まいを手に入れることが出来るかもしれません。

ポイント1

距離感を意識した住まい

親御さんがお隣。いくら親子でも、コミュニケーションの取り方はとても重要です。お互いの気配を感じ過ぎても、相手の様子がわからないほどに離れすぎても良い住まいとはいえません。子供たちも自然に行き来するべきですが、それがふたつの家の玄関を通してでは他人行儀になりすぎます。ちょうど良い家族観を生み出すために、ふたつの家の庭をうまく活用しました。若夫婦のお庭には、お母様が作っている野菜畑があります。子供たちはお庭からお庭をぬけて、ご実家のお住まいへキャッキャと笑いながら上り込む…。とても心地よいあったかい気持ちになる距離感を意識し設計しています。

リビングには幅が約3.4m、高さは2.2mほどの大きな掃出しの窓がついています。目の前には田んぼの風景が広がっています。街並みの奥には妙高の山々も望めます。カエルの声や雨の音。稲穂のにおいが感じられる気持ちの良い四季の景色が満喫できる開放的な窓です。

開放的なのにお互いのプライバシーはきちんと確保できている窓。何気なくあるように見えて、実は大きな設計ポイントです。

ポイント2

心地よいバランスで保たれた空間

天井高さは2.3m。「低すぎませんか?」「圧迫感は?」とよく聞かれます。最近の住宅展示場は天井が高いお家が多い中、多くの方が最初は違和感があるようです。

私たちでは、お住まいになるご家族の暮らし方などをお聞きした上で、そのご家族に一番適した天井の高さをご提案しています。理由のひとつをお伝えすると、ソファで過ごすか、床にぺたんと座るのかでは視線の高さが40cmも違うのです。部屋の広さ、部屋と部屋の関係、天井の高さ、開口部の開け方、家具の寸法…。すべてが「心地よさ」に変わるバランスです。あなた様ご家族の暮らし方に合う高さを見つけてみることが重要です。そして天井を低くすることは、材料の無駄も抑え、冷暖房効率もよく合理的で実は省エネ効果などのメリットも生まれます。空間と天井のバランスはとても大切です。

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