袋津の家

デザインコンセプト

豊かな生活とは、どんな生活なのか?

豊かな生活」sといっても十人十色。ひとりひとり考え方や価値観が違います。豊かな生活が送れる家づくりにするにはどうしたら良いのでしょうか?もちろん、将来にも安心して返済していける予算を組むこと、そして、その限られた予算の中で一体どのようにして、満足する家づくりをすすめていったら良いのでしょうか?人生で一番高い買い物である家づくり。一度建てたら後には戻れず、絶対に失敗は許されません。

例えば家を建てて、「住宅ローンの返済に追われて、子供の教育費がまかえなくなった。」「家を建てたら、家族や子供との会話が減った。」「家にいると落ち着かない。休日は家にいない。」「せっかく日当たりの良い土地にしたのに、一日中カーテンを開けられない。」なんて話をお聞きになったことはありませんか?

こちらの住まいは限られた予算の中で、家族みんなが価値観を共有し、豊かな生活ができる家です。例えば、休日に一日中家族みんなで楽しく過す家ってどんな家なんだろう?と考えると、きっと家族の距離感や居心地、周辺の環境、窓から見える景色などが、とても大切だと思います。

家族がひとつの空間で各々違うことをしていても、常につながっている感覚。いつも家族が一緒で、その家族の明るい笑い声が響く住まいになりました。

ポイント1

心地よい距離のある、家族がのびのびと生活できる空間

4DK、延床面積31.16坪のお宅です。限られた空間の中で、どうしたら家族が伸び伸びと生活できるのか?毎日生活の中でリラックスできるのか?お施主様と練りに練った結果、出来上がったのが、心地よい距離をとった食堂と居間(和室)です。普段は開放してLDKとして使用するのですが、お客様やご両親が来られたときにお通しし、宿泊されてもプライバシーを確保できるよう設計してあります。ふたつのお部屋共、南側に面した庭と接し、気持ちよく生活できるように考えてあります。

奥様の家事の負担を軽くする家事動線を考慮し、2階に選択スペースと洗面室を配置しました。もちろん浴室も接しており、2階で選択、そして物干し、収納とすべて2階で完結できるよう設計してあります。

ポイント2

豊かな時間を過す多目的スペース

庭の一部で小鳥の声を聞きながら家庭菜園を楽しめます。

これからのお子さんも成長し、家庭には自転車が増えていきます。そこで、2階の一部を張り出させ、その1階部分を自転車置き場として活用しました。

階段の踊り場にベンチを設けました。ベンチの下には家族の本やお子さんのおもちゃなどを収納し、ベンチに腰掛けながら読書などを楽しむスペースになっています。「読書スペース」という専門のお部屋を設けなくても、充分豊かな時間を過ごせるコーナーになています。特に窓については、敷地の持つ周辺環境を考慮した高さ、大きさ、風景などを計算し、きれいな葉をつけた植栽を望めます。

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