東中野山の家

デザインコンセプト

家族のコミュニケーションが簡単にとれるLDK

このお住まいは、新潟市東区の閑静な住宅街東中野山にあり、とにかく「ご夫婦、そしてお子さんたちがとても仲良し!」という印象がとても強かったご家族でした。

敷地が約37坪。L(リビング)のない、4DKの約32坪のお宅です。専用のリビングスペースを設けずにキッチンと食堂に家族みんなが集える空間が出来上がりました。新築される家のほとんどの間取りが、LDK(リビング+ダイニング+キッチン)にプライベートの居室が何室かついてる3~4LDKタイプです。

こちらの施主様の場合、家族で過ごす大切な時間は「食堂」にあると考えました。その「食堂」を中心に家族が生活できる設計にしました。大きなDK(17.5帖)の真ん中には、施主様ご家族が楽しく食事する手づくりの大きな円卓を置きました。食事が終わっても食堂で気持ちよく過ごせるよう工夫してあります。

食堂から植栽のある庭へ出ることができるウッドデッキ。気持ち良い風を感じながら窓際に設置したソファで読書や家族との会話を楽しめます。更に食堂を中心に、家事をしている奥様ともコミュニケーションができ、毎日、家族みんながどんな1日だったのかなどを日常的に話し合うことができる住まいです。

ポイント1

敷地の特長を最大限に生かした和室

家の裏にある庭や畑を眺めることができる、今回の敷地の周辺環境を考慮した「ここしかない!」というところに3帖の和室を設けました。

和室が3帖?3帖なんて狭いだろう!?とお思いかもしれません。ですが、敷地の特長と仕上げ素材を工夫することで、何時間いても飽きのこない3帖の和室が出来上がりました。

ポイント2

生活に自然を取り入れた癒しの設計

格子戸で和風テイストにしあげつつ、換気扇で空気が循環するよう、工夫された物干しスペースです。乾燥する冬の室内環境を適度な湿度に保ってくれるのも狙いです。

庭には3m以上のシンボルツリーを2本、1.5mの木を1本植えました。ふだんの生活をしながら、自然に大きな窓からめる木々、風に揺れて気持ちのいい葉音を耳にしながら暮らしていく…。庭に植えた樹木は、通行人や車から家族の生活を守り、そして生活に癒しを与えてくれます。2階のバルコニーからも植栽が見え、窓を開ければ寝室からも見ることができます。

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