市中の山居

デザインコンセプト

謙虚でひっそりとした中に、上品さを演出した住まい

日本の住まいは、もともと平屋造りが主流でした。しかし、時代の進化とともに、家族それぞれのライフスタイルを尊重するために、2階建ての「個室化」が当たり前のようになりました。もちろん敷地の広さや、コストの問題も切り離せません。

そう考えると、平屋住宅は、今や現代において、最も魅力的で贅沢な住まいではないでしょうか。この住まいは、新潟市内の閑静な住宅街に建っています。

敷地にも恵まれ、約百坪の広さがあり、雑木林のような庭が旧家屋を囲んでいました。

建替えのポイントは、その庭を残しながら、周辺の素晴らしい環境を崩さないように、謙虚にひっそりと控えめなたたずまいを造ること。だからと言って、ただ単に「普通の家」を造ろうというわけではありません。主張するところは主張しながらも、景観や周辺環境に配慮した「上質な家」です。

内装も身体に優しい無垢材を多様し、造り付けの本棚や家具なども手作りです。無垢材は、人間と同様、呼吸し生き続ける素材です。室内の湿度を調整する調湿効果があり、家を長持ちさせることはもちろん、年月を重ねるごとに風合いが増す「経年美」を実感することできます。

この家は、庭の季節ごとの景色を楽しめると同様に、室内の環境も楽しめる住まいです。

ポイント1

緑豊かな自然との融合

平屋ならではの、LDK、和室からウォークインクローゼットまで、あらゆる機能をワンフロアーの中にまとめた、充実の間取りです。どこにいても自然と一体感が生まれ、いつでもふれ合えます。

階段を使わないため、ラクに生活ができ、将来に介護が必要になった場合でも、不便さを感じさせません。

また、目隠しルーバーで、周辺環境との遮断が程よく保て、まるで山の中にいるような、緑豊かな庭と一体感を持たせました。

ポイント2

陽射しが差し込む守られた空間

外壁にはパールブラウンのガルバリウム鋼板を使い、北側面に傾斜をつけ、シャープな印象を与えています。

通行人からリビングが直接見えないように、玄関の脇に木製のルーバーを設けることで、プライバシーを守ります。昼間でもカーテンを開けることが出来るので、陽射しが明るく差し込みます。

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