大淵の家

デザインコンセプト

景色を楽しむため、2階にリビングを配置しました

このお住まいの立地は、新潟市の郊外にあり、周辺の環境は田園が広がり、遠くには山々をのぞむ自然と四季の移り変わりを感じることができるのどかな住環境です。

その風景と開放感を味わうために二階リビングを配置しました。もともと、三階建てや二世帯住宅の場合は非常に多いこの二階リビングですが、最近では、あえて二階にリビングを設けて部屋を明るく取り入れたいというご希望もよく聞くようになりました。二階には一階に比べ柱が少なくて済むため、リラックスした、より広い空間を確保できるメリットや、通風、採光などに恵まれ、明るく爽やかな生活を可能にします。そして何より、近隣にすんでいる人や通行人の視線も気にせず生活できます。二階に生活の中心であるリビングを配置すると、荷物の上げ下ろしや、歳を取った歳の階段昇降など、大変なこともあるもの事実です。しかし、そのようなデメリットよりも、リビングから臨む四季の移り変わり、心地良さ、気持ち良さ、楽しさ、豊かさなどの空間の質を優先に考えた住まいです。

ポイント1

生活機能を2階に集中

キッチンからサニタリーまで、生活機能を2階に集中させました。広々したリビングや浴室から外の景色を楽しめます。1階寝室には、大きなウォークインクローゼットを配置し、季節ごとの衣類や雑貨品を整理するのに便利です。

子供部屋は、あえて間仕切りを設けず、子供の成長に合わせて、簡易収納棚やアコーディオンカーテンなどで仕切れるように、ドアを2つ設置しています。土間テラスは自転車置場や、雨の日の洗濯干場として、とても重宝します。

ポイント2

自然の「無垢材」をふんだんに

建物自体は自然の「無垢材」をふんだんに使用。ナラ無垢のフローリング、外壁の鉄板(ガルバリウム鋼板)やガラスコンクリートなど、素材の持ち味を活かしながらも、決して主張することなく、環境になじんだ飽きの来ないシンプルでモダンな表情を演出した建物です。

流行に流されるよりも、シンプルな家ほど、伝統になると考えています。

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