東本町の家

デザインコンセプト

常識にとらわれない自分サイズの家

住まい手の家づくりには、ある三つの想いがありました。

当物件は、新潟市江南区(旧亀田町)の旧市街地(いわゆる下町)に理容店を営む築37年の店舗併用住宅を店舗部分を残し、取り壊し新築した平屋住宅です。

お施主様は60歳を過ぎたご夫婦で、これからの第2の人生を謳歌したいとの想いから、家の立替えをご検討されていました。

家を建替えるにあたり、ご主人からは「これまでは日当りが悪く、昼間でも電気を付けていたので、明るくさわやかな家にしたい」。そして「自然や四季を感じられる開放感と、上品で落着いた住まいにしたい」という希望。奥様からは「家事や生活がしやすい間取りがいい」。という、ご夫婦それぞれの想いがありました。

そして、何よりご夫婦ともに、ありきたりな家ではなく、常識にとらわれない自分サイズの家にして欲しいというのが、いちばんの願いでした。

そんな一つ一つの要望を整理し、詳細な打合せを重ね、ここにこだわりの一棟が完成したのです。

ご夫婦からは「想像以上で満足しています」と感謝の言葉をいただきました。平屋住宅ですが、2階建てや二世帯を考えている子育て世代の方にも参考になる建物です。

ポイント1

スムーズな動線を実現

日当たりの悪さを解決するため、コートハウス(中庭プラン)を設け、室内と室外とのあいまいな関係を結び、開放感をあたえました。コートには樹木(ハウチワカエデ)を植え、若葉や新緑、紅葉、落葉など自然と四季の変化に楽しみを与えます。

同様に、家だけをデザインするのではなく、室内から眺める向かいの神社の風景や、隣家や境内にある樹木などを含め、街並みを全体的に見るトータルデザインを大切にしました。

ポイント2

こだわりの天然無垢素材

間取り構成は、奥様の家事負担を軽くするため、浴室、洗面脱衣室、物干し、トイレを一か所にまとめ、主寝室から一直線につながるよう配慮。利便性を優先に考えました。

家の素材は、床にアカマツ、扉は米松など天然無垢素材を使用しています。天然無垢素材は暖かく香りも良く、色の変化も楽しめます。特に松は色の変化が早く、年々味わい深い色となり美しく変化します。住まい手にとっては最適なインテリアになることでしょう。

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