家族の絆を大切にする三世帯の家

家族の笑顔と、自分の時間も大切にできる家族の家

「いつもは家族でテレビを見たりおしゃべりしたり、時には一人ひとりの時間も大事にしたい」これが当初から変わらない、家をつくるにあたっての一番大切にしたご要望でした。

一般的に二世帯住宅を検討されるご家族の多くは、住宅性能や設備についてご要望される方が多くいらっしゃいます。たしかに、重要な事です。でも今回お施主様が一番大切にされたことは「家族の暮らし方」でした。「一緒に生活を始めてからもお互い余計な気を使わずに仲良く楽しく過ごしたい。」
二世帯で生活を始める方の率直な気持ちかもしれません。
今回の計画は6人が暮らす家への新築です。場所は江南区の曙町。少し車を走らせると駅やバイパス等、利便性に優れた土地です。また、近くに公園もある閑静な住宅地です。

建物は約61坪の家です。新築する前は、家庭菜園を楽しんでいました。近所の方とも顔見知りです。今回新築するにあたり、近隣の雰囲気を壊さないようにしたいという思いもお持ちでした。そこで、新築なんだけど、どこか懐かしさを感じる。そして、地域に溶け込んだ外観になっています。

1階には共用のLDKと親世帯のLDがあります。いつもは、大きなLDKでテレビを見たり、食事をしたりワイワイガヤガヤと楽しみます。自分の時間を楽しみたい時は、親は自分のLDで近所の方とおしゃべりしたり、ご主人は書斎にこもって趣味のミニカーを見たりして日頃の疲れを癒やします。奥様も予備室で、音楽を聞いたりしてリラックスできます。また、場所によって鍵を設置することで、プライベートなスペースを区別できるようにしています。元気なお子さんがいる家庭には良いですね。

2階は主にプライベートスペースです。壁で親世帯と子世帯を仕切っています。「たまには孫の面倒をお休みしようかなあ」と感じるときも、気兼ねなく部屋で本を読んだりお昼寝したりのんびりできます。急にお孫さんが友達とワイワイ遊んでもお互い気兼ねしないで大丈夫です。

時にはみんなで、時には一人で、気兼ねなく笑顔で過ごす二世帯住宅。ここに完成しました。

※もしも道に迷われましたら、詳しくご案内しますのでお気軽にご連絡下さい。

株式会社熊木建築事務所　新潟
涌井　謙一郎