2011年2月の見学会のご案内

終了

中心地で豊かな生活を送るコンパクトな家

この家の見どころ

【本当に必要なものだけを残した家】
この家は、家族が生活していく上で、「本当に必要なもの」を徹底的に施主様と相談、整理をしながら完成したお宅です。
最近の家づくりといえば、あれも欲しい!これも欲しい!とどちらかというと、足し算の計画になる傾向が多いですよね。でも、家づくりってそういうものでしょうか?必要のないものを整理して、そして本当に必要なものが残っていく。その中で残ったものは、「本当に良いもの」であり、力強く、不変的で揺るぎのないスペースになるはずです。
今回のお宅は、「これこそがスタンダード」と胸を張って言える家になっています。ご覧いただけると、きっと感じてもらえると思います。

【コンパクトの素晴らしさ】
今回のお宅は、延べ床面積24.75坪と、とてもコンパクトな家です。
ですが、小さい家というのは狭い家ということではありません。窮屈に暮らすということではなく、窓の位置や素材にこだわり、各スペース間の関連性を考えに考え、建築士の感情と熱意がこもった24坪の家です。
コンパクトになるということは、空間の空気量も減少するので、暖房効率も良くなります。

【素材にこだわったリビングスペース】
家族みんなが、一番長く過ごすリビングスペース。
リビングに畳を敷き、キッチンと食堂には、ナラの無垢フローリングを施しました。居間と食堂からは、奥様の趣味である家庭菜園やお庭を眺めることができたり、気軽に出入りができるようになっています。
長い時間家族が心地よく過ごせるスペースに仕上がっています。見学の際にはじっくりと腰を据えて、できるだけ長い時間をお過ごしください。すると、居心地の良い空間とはどんな空間なのか?というヒントがつかめるはずです。

ご案内

この見学会は終了しました。多数のご来場をいただきましてありがとうございました。

熊木からのメッセージ

こんにちは、熊木建築事務所の米山 淳です。

このたび、『中心地で豊かな生活を送るコンパクトな家』が完成しましたのでご案内します。私が施主様と初めてお会いしたのは、昨年の3月の展示会でした。その時施主様がおっしゃっていた言葉は、「家づくりを最近考え始めたのだが、一体何から手を付けていったら良いか全くわからない。」ということでした。

そこで私と一緒に最初にしたことは、「将来にわたり安心して返済できる予算の算出」ということでした。これから予定しているお子さんの教育資金、所得、生活費、保険などの収支を深くお聞きした中で、キャッシュフロー表を作成し、安心して返済できる予算を決定することでした。

そして、東区や西区、様々なエリアで相談していったのですが、「やはり住みなれた中央区は離れたくない」という結論に至り、比較的地価の高い中央区で土地を探すことになりました。ですが、ご存じのように、中央区エリアは人気があって高額な土地が多いエリアです。限られた予算の中での土地探しはとても難航しました。

そして施主様と私たちのテーマは、いかにして予算内で、施主様家族みんなが豊かに暮らせる家をつくるのか?ということでした。

土地代に多く予算を取った分、建物に工夫が必要になってくる計画となり、単純に要望を足し算していくのではなく、本当に必要なものは何か?本当に必要なスペースはどんなスペースなのか?と、相談しながらひとつひとつ整理して、完成したのが今回のお宅です。

私たちも今回の家づくりで感じたことは、家づくりの原点というのは、こだわりや想いを絞り込んでいくことによって最後に残ったものは、力強く、そして揺るぎないスペースとなり、これから住み続けていく施主様ご家族が、豊かな時間をおくる家になるものだと思いました。最後までこだわり続けた家づくりへの想い、それこそが家族のスタンダードになります。そしてそれが、本当に価値のあるものではないでしょうか?

このたびの見学会は、「予算内で希望するエリアで満足のいく家が建つのか?」と悩まれている方にはとても参考になる見学会です。

株式会社熊木建築事務所
米山 淳

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