2011年2月の見学会のご案内

終了

必要なもの、必要でないものを考える一日

この家の見どころ

【玄関ポーチは広くなくても大丈夫】
玄関ポーチを大きくとって、自転車やスコップなどを置いている住宅をよく目にします。ならば、玄関ポーチは必要な分だけにして、あとは自転車等のスペースとして分割して使用したほうが便利です。

【家じゅうを全部、同じような素材にこだわらなくても大丈夫】
家すべてを無垢材や自然素材にしなくても、居心地の良い環境はじゅうぶん創り出せます。
家の中で一番長い時間を過ごす場所はどこですか? 今回のお施主様の答えは「リビング・ダイニング・キッチン」でした。 24時間の中で半分近くを過ごす場所です。その次に寝室でした。
この「リビング・ダイニング・キッチン」の居心地が良ければ、家づくりは成功といっても言い過ぎではありません。こだわった質感、配置、間取りを感じていただけるととても嬉しいです。ナラ材の床材やオーダーメイドの建具、家具、そして外部の景色と窓の関係。 シンプルで素材や質感が、安心感や居心地の良さにつながっています。ここは贅沢に、お部屋の大きさも21帖と広くしました。さらに6畳の和室とも繋がっています。本当に必要なものには妥協してはいけないのです。

【広いウッドデッキやお庭は無くても快適です】
敷地の周囲の環境が、自然に恵まれていましたので、風景を取り入れてあげることで豊かな空間が生まれています。わずかな縁側が四季折々の音や匂いを感じながら過ごせる場所になっています。きちんと区画整理された分譲地も利便性がよく快適ですが、のんびりとした昔のままの土地も味わい深くてとてもいいものですよ。

ご案内

この見学会は終了しました。多数のご来場をいただきましてありがとうございました。

熊木からのメッセージ

どうして家が欲しいのですか?

私は、この質問をお会いする機会をいただいた方に必ずいたします。
すると、帰ってくる答えは…
「アパートが狭くって、かたづけられない」「家族が増えて、手狭になってきたから」「低金利でお得そうだから」「今の住まいが寒くって…」など、答えは様々です。お話をお聞きして私が共通して感じることは、「今よりも居心地の良い家に住みたい!」という事です。

さらに「今より居心地の良い暮らしをどのようにしたいですか?」とご質問すると「収納がたくさんほしい」「温かくて、広い家がいい」「返済の負担は少ない方がいい」などのお話が出てきます。
しかし、すべてのご希望をかなえようとすると、当然のことながら予算にも反映してしまいます。

新築後の生活を考えると、家だけに莫大な金額をかけてしまうのは、結果的に後悔につながることもあります。そんなときに、さらなる質問をさせていただいています。その質問は「本当に必要なもの・思いに優先順位を付けてください」ということです。

具体的にお話しすると、「ほしい収納ってなに?」…何を収納したいのか?どんな目的で?常にしまっておくのか?頻繁に出し入れして使うのか?そして、最後に「本当に必要なのか?絶対にないと生活ができないのか?」などとより具体的に掘り下げてイメージしていただくことをおすすめしています。

要望は全部かなえたいと思うのは、私も同じです。でもたとえ無くても生活は快適に、もっとスッキリ居心地良くできる可能性だって大いにあるのです。

「必要なものと、必要でないもの」そんなことを考えながら、見学していただけるといつもと違う新しい発見ができるはずです。
見学会でお会いできるのを楽しみにしています。

株式会社熊木建築事務所 上越
所長 佐藤サユリ

追伸:
今の時期は雪も多く道路の状況も良いとは思えません。ご不便をおかけいたしますが、ご覧になる価値は十分にあります。お気をつけてご来場ください。お待ちしております。

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