2009年6月の見学会のご案内

終了

新潟スギブランドで建てる家

この家の見どころ

「新潟スギブランド」で建築中の構造見学会のご案内です。

「新潟スギブランド」とは、新潟県が定めた含水率などの「基準」をクリアした、狂いが少ないなど品質・性能が明確な「県産スギ材製品」で、「越後杉ブランド認証員」または「認証工場」が実施する検査において、合格した優良な住宅資材(製材・集成材・合板)をいいます。

新潟の新鮮な水で育った優良な木材を使い、新潟の職人が建てている、強くて頑丈な住まいです。

ご案内

この見学会は終了しました。多数のご来場をいただきましてありがとうございました。

熊木からのメッセージ

最近、せっかく建てた家を30年も経たないうちに再び建替えるケースが増えています。

理由は様々でしょうが、残念ながら多くのケースは“家の老朽化”がその原因です。

家づくりに求めるものは、最新の住宅設備やデザインといった、目に見える部分も大切ですが、最も肝心なのは、もしもの災害から家族を守る「家の構造」や「家を構成する材質」です。

よく「日本で建てる家なんだから、材木も日本産なんでしょ?」と思われがちですが、実は、日本の住宅に使われている80%は外国産の木材なんです。

昔はしっかりと地元の山で育った骨太の木を使い、地元の職人により伝統的な工法で、200年以上も長持ちする民家が建てられていたにもかかわらず、現在では、価格が安いからという理由で、ベイマツ、ベイツガ、ラワン材などの外国産木材が大量に輸入されるようになってしまいました。

家は建てども日本の木材は使われず、日本の住まいは外材・集成材、あるいは、鉄骨・プレハブによる家となったのです。

だからと言って、それが悪いとは言いません。好みは人それぞれ違います。伝統的な無垢の家を好む人もいれば、性能を優先させた鉄骨や集成材を好む人もいるでしょう。

でも、家づくりで最も贅沢なのは「新潟で家を建てるなら、新潟で育った木を使い、新潟の気候風土にあった快適な家を造ること」だと思います。

残念なことですが、現在の森林の多くは、手入れが行き届かず、荒廃しているのが現状で、それによって、同じ種類の木でも材質に大きな違いが生まれてしまっています。

そこで「新潟スギブランド」という認証制度ができました。
それにより、新潟の気候風土にあった快適な家づくりに必要な製品を提供するとともに、身近な県内の森林整備にも貢献することが出来ます。

是非、この機会にその贅沢感を感じてみてはいかがでしょうか。
その結果、少しでも、あなたの家づくりの参考になれば幸いです。

株式会社熊木建築事務所
代表 熊木英人

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