熊木建築事務所ブログ

建替えはさみしい?解体までにしておきたいこと。

 

 

こんにちは!

8月の干からびそうな暑さがすぎ、少しだけ涼しい日が増えてきましたね。

新潟の秋はとても短いですが、これから始まる秋も楽しんでいきたいと思っています。

 

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(昨年秋の写真を撮ってる時のアクシデント。笑)

 

 

 

 

さて、今日は建替えのお話。

「そろそろ建替えを考えようかな」と考えた方の理由はさまざまです。

・築年数も古く、耐震など不安がある

・内装や外装が古くなってしまい、不便

・昔ながらの間取りの為、家族の年齢を考えると危険な所がある

・家族構成が変わり、以前と暮らす人数が減ったまたは増えた。

などなど。

 

 

先日、築年数も古くなった実家を建替えて、子世帯のみで暮らす計画のお客様と

お話をしました。その中で、

「いろいろガタが来てて、昔ながらのこの家が学生時代はは本当にいやだった。

寒いし、お友達が来ることも恥ずかしいなんて思ったこともある。

でもいざ振り返ってみると思い出がいっぱいで少し寂しくなっちゃうの。」

こんなお話を伺いました。

 

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解体を目前に控えた今、「実家」がなくなってしまう寂しさがこみ上げて

 

 

実家に帰った時の安心感

独特な匂い。

庭にさす太陽の光。

ギーギーうるさい扉や

ドアが閉まる時に鳴る鈴の音。

 

そんな当たり前の光景がもうすぐなくなるんだなぁって。

確かに寂しくなってしまいます。

 

もう家自体は限界を迎えている為、工事はしたい。

しかし、思い出に心がついて行かない。

建替えの計画の方は恐らくほとんどの方がこんな気持ちを持つのかもしれません。

数か月後には、新しい我が家。楽しみな気持ちあるとは思います。

 

 

 

 

なので、解体前にしておきたいおすすめなことがあります。

 

それは動画撮影です。

家の中を歩き回りながら撮ったり、座っている状態から見た部屋を撮ったり、

棚に飾っているものをズームアップして撮ったり。

 

動画に残しておけば、編集して静止画にすることもできますし、

やっぱり、「音」ってとても大切だと思います。

 

あとから思い出そうとしてもなかなか思い出せないけど、

ふとした時に、「そうそうこんな家だった」と思い出せます。

 

古い蛇口を閉めるキュッという音や

ドアの開閉音、床や柱についた傷。

暮らしの中にある、においのようなものを残しておく。

 

その他には

・解体前に「ありがとう」の意味を込めてお清めをお願いする。

・新しい家にも使えるもの(建具等)はないか建築会社と確認する。

・家の掃除を家族全員でする。

 

こんなこともおすすめです。

 

いろいろな思い出があった場所ですし、さみしく感じるのは当然の感情です。

それでも、これからの未来を考えて実家の解体をするのであれば、きっとプラスになります。

 

家族の思い出と共に新しい家づくりも前向きになれるよう、

ぜひ解体する前にこんなことをしてみてくださいね!

 

では!

 

 

 

 

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